技術情報
製品の高性能化・高機能化はしばしば極限の制度を求められます。
ミクロンを超えてサブミクロン(1/10000㍉)のオーダーも珍しくなくなりました。
その超高精度のニーズにお応えするのが当社の超精密研削技術です。
フルラインの研削マシンに加え、高精度を可能にする恒温室や
ドイツマール社製等の高精密測定機器を備え、お客様からの期待に応えます。
機械、鉄鋼・金属、輸送・精密、情報通信、電気など、超精密加工を必要とする
あらゆる分野からもニーズに応えるべくお客様の分野は選びません。
もちろんご要望があれば、切削、放電加工、組立、表面処理、歯研、
スプライン加工、焼き入れなどのニーズにもお応えします。
加工能力
・加工可能素材
普通鋼、工具鋼、炭素鋼、ステンレス、アルミ、チタン、インコネル
超硬、銅、真鍮、カーボン、樹脂などの非常に幅広い材質に対応します。
・加工可能寸法範囲
円筒状であればφ1mmからφ1000㎜まで長さ10mmから3500mmまで
円盤状のものであれば最大φ1600㎜×高さ400mmまで対応できます。
平面形状であれば最大3000㎜×800mm×高さ700mmまで対応できます。
溝研削加工、テーパー加工、逆テーパー加工、ピッチ出し、バフ・磨き加工、
ネジ研削加工、歯研削加工、スプライン加工など他にも要望がありましたら
ご相談いただければ対応します。
・焼き入れ、表面処理など
浸炭、高周波、真空、窒化、硬質クロムメッキ、カニゼンメッキに対応します。
加工精度(一般的な例)
・φ10mmからφ300mm×長さ10mmから400mmの円筒研削であれば
寸法公差±0.001mm、振れ精度0.001mm、同軸度0.001mm
面粗度Ra0.8s程度の加工が可能です。(テーパー加工もOKです)
・φ10mmからφ300mm×深さ10mmから200mm程度の内面研削であれば
寸法公差±0.001mm、振れ精度0.001mm、同軸度0.001mm
面粗度Ra0.8s程度で加工が可能です。(テーパー加工もOKです)
・200mm×200mm×高さ100mm程度の平面研削であれば
寸法公差±0.002mm、平面度0.002mm、平行度0.001mm
直角度0.002mm、面粗度Ra0.4s程度で加工が可能です。
(条件により溝研削も可能です)
・200mm×200mm×高さ100mm程度の治具研削加工であれば
穴系φ10mmから200mmで寸法公差±0.002mm、ピッチ±0.002mm
深さ100mmの加工が可能です。
品質保証体制(測定値保証)
3次元測定器、真円度測定器、面粗さ測定器、電気マイクロ等の測定値の
分解能力として1/10000mm単位のデータ表示が可能です(成績書発行)